「仕事で報告やお詫びのメールを送りたいけれど、失礼のない文章が浮かばない」 「SNSで自分の体験をシェアしたいけれど、まとまりのない文章になってしまう」
伝えたい気持ちや中身はあるのに、それをいざ「相手に伝わる綺麗な文章」にまとめようとすると、手が止まってしまうことはありませんか?
そんな時、AIに「箇条書きのメモ」と「背景(文脈)」を伝えるだけで、自分でも驚くほどスッキリした伝わる文章を代わりに作ってくれる方法があります。今回はその具体的なプロンプト(指示の書き方)とコツをご紹介します。
なぜ綺麗に書こうとすると失敗するのか?
多くの人が文章作成で悩むのは、「内容を考える作業」と「文章を整える作業」を同時にやろうとするからです。
- 「何を伝えるべきか?」
- 「どう書けば失礼にならないか?」
- 「言葉遣いはこれで合っているか?」
これらを一気に脳内で処理しようとすると、思考がフリーズしてしまいます。
そこで、「内容を考える(箇条書きにする)」作業だけを人間が担当し、「文章を整える(言語化する)」作業をAIに丸投げするのが最も効率的なアプローチです。
AIが100点満点の文章を作る「魔法の組み合わせ」
AIに文章作成を依頼する時、最も効果があるのが次の2つの情報をセットで渡すことです。
- 書きたい内容の箇条書き(綺麗に書く必要は一切ありません。単語やラフなメモでOK)
- 背景と目的(誰に向けて書くのか、どういう状況なのか)
背景を伝えることで、AIは「丁寧なビジネス調にするべきか」「SNS向けのフランクな口調にするべきか」を正確に判断できるようになります。
そのまま使える!言語化プロンプトテンプレート
以下のテンプレートをコピーして、ChatGPTやGeminiなどのAIツールに貼り付けて使ってみてください。
以下の箇条書きと背景情報を元に、相手にわかりやすく、
かつ適切なトーンで伝わる文章を作成してください。
# 背景情報
- 送り先(誰に):[例:取引先の担当者様、上司、SNSのフォロワーなど]
- 目的(なぜ):[例:打ち合わせ日程調整のお願い、遅刻のお詫びなど]
- 全体のトーン:[例:誠実で丁寧なビジネス調、親しみやすいフランクな口調など]
# 伝えたい内容(箇条書き)
- [伝えたい内容1]
- [伝えたい内容2]
- [伝えたい内容3]
実際の使用例
例えば、取引先に「仕様変更でスケジュールが遅れそうなので調整したい」という少し言いづらい連絡をする場合を考えてみましょう。
人間が入力する内容:
# 背景情報
- 送り先:取引先のプロジェクトリーダーA様
- 目的:システム開発のスケジュール遅延の報告と調整の相談
- 全体のトーン:非常に誠実で申し訳なさそうなトーン(ビジネス)
# 伝えたい内容(箇条書き)
- システムのテスト段階で不具合が見つかった
- 予定通りだと来週月曜に納品予定だったが、3日ほど延びそう
- 大変申し訳ない
- 明日か明後日、オンラインで今後の対策と調整の打ち合わせをさせてほしい
AIが出力する文章:
〇〇株式会社
プロジェクトリーダー A様
いつも大変お世話になっております。
生成AIStepSchoolの[あなたの名前]です。
現在進行中のシステム開発につきまして、重要なご報告とご相談がございます。
現在、システムの最終テストを実施しておりますが、一部仕様において想定外の不具合が検出されました。現在、全力で修正対応を行っておりますが、この影響により、当初予定しておりました【来週月曜日(〇月〇日)】の納品が、大変恐縮ながら【3日ほど】遅れる見込みとなっております。
A様をはじめ、関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。
つきましては、現在の正確な進捗状況と今後の対策、およびスケジュール調整のご相談をさせていただきたく、明日または明後日に、オンラインにて15〜30分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか。
ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、ご都合のよろしい日時をご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
いかがでしょうか? 箇条書きのラフな情報だけから、取引先に対して誠意が伝わりつつ、次の具体的なアクション(打ち合わせの打診)までスムーズに促す文章が一瞬で完成しました。
まとめ:ラフに投げて、綺麗に受け取ろう
文章が上手く書けない時は、悩んで時間をかける代わりに、思ったことをそのまま箇条書きにして、背景と一緒にAIに投げてみてください。
「誰に、何を、どう伝えたいか」という本質的な情報さえ与えれば、AIはあなたの専属の優秀なライターとして、完璧なテキストを仕立て上げてくれます。この「箇条書き+背景」の組み合わせをマスターして、ぜひ発信やビジネスのコミュニケーションを効率化させてみてください!